ここにいるのは、首輪のついた愛玩動物じゃない。
通称「ノラ」ってやつさ。
己の力で食料を探し、病気や怪我ともたった一匹で戦う。
これは、そんな「ノラ」についての話だ。
医者にかかる金もなければ、寿命も決して長くはない。
だが、その生き様を見てくれ。
誰にも媚びず、傷だらけになっても、彼らは前を向いて生きている。
泥臭くたっていい。
この一生懸命で逞しい命を、俺は大事にしたいと思うんだ。
〜 逞しき日常の記録 〜
陽だまりの特等席
ここが一番温かいのを知っている。
誇り高き勲章
耳の傷は、懸命に生き抜いた証拠だ。
束の間のふれあい
時々は、人に甘える日だってある。